ビジネスローン比較ラボ

ビジネスローン審査のスコアリング審査の裏側と仕組みを知る

ビジネスローン審査は、銀行融資とは違うスコアリングシステムによる半自動的な審査が行われています。「審査の甘い、厳しい」を比較する前に、ビジネスローン審査の仕組み自体を理解しましょう。

ビジネスローンと銀行融資の審査方法は異なる

ビジネスローンと銀行プロパー融資というのは、全く異なるローンサービスです。

ビジネスローンと銀行融資は違う!どこが違うのか徹底比較

でも解説していますが

  • 銀行プロパー融資は、銀行の融資担当者が業績や業界動向などを綿密に審査をして、その融資先企業の状況に合わせて融資を行うオーダーメイドの商品
  • ビジネスローンは、限度額が少ない中小企業向けにパッケージ化されたローン商品

です。

銀行プロパー融資の場合は、審査担当者がいくら融資をして良いか多角的に分析して、実行する低金利の資金調達方法ですが、それでは借りられない中小企業、零細企業というのも多いのが現状です。

そこで、登場したのが「審査が早い、審査が甘い、無担保、第三者保証人不要」というビジネスローンなのです。

資金調達の業界では、完全にマニュアル化されたファーストフードのようなものがビジネスローンなのです。

「審査が早い、審査が甘い、無担保、第三者保証人不要」というメリットがある一方で、金利が高いというデメリットもあるのです。

銀行プロパー融資と比較すると、1社1社への融資額が少ない為、融資担当者をつけて都度中小零細企業の審査をしていたのでは、金融機関側が割に合いません。

そこで、スコアリングシステムという自動審査システムを用いて、決算書や申込み情報を入力するとほぼ自動的に審査を行うのです。自動だからこそ、即日融資などのスピード融資が可能になっているのです。

スコアリングシステムとは?

スコアリングシステムというのは

を入力すると自動的に

が算出れる仕組みのプログラムのことを言います。

ビジネスローンの審査担当者がすることは、ウェブサイトから申込みがあった場合に、その申込情報と提出された決算書情報の数字を入力するだけです。

スコアリングシステムで出た結果をもとに、融資条件を決定し、審査担当者は上長に承認をもらって、審査結果を申込者に伝達する流れになります。

スコアリングシステムの結果が絶対にそのまま採用されるわけではなく、それに審査担当者自身の判断や金融機関としての顧客獲得状況なども考慮して最終決定がされるのです。

スコアリングシステムはどうやって融資条件を決めているの?

スコアリングシステムは過去の膨大な融資データを保有しています。

その結果、どういう決算書の条件の企業が貸し倒れ(デフォルト)になってしまうかもわかっているのです。

例えば

飲食業で経常利益率が5.0%を下回っている場合にデフォルト率は5.8%ある

というようなくくりで企業群をまとめることができるのです。

となると飲食業で経常利益率が5.0%以下の企業から申込みがあった場合には金利を5.8%以上にする必要があることがわかります。

1年間での貸し倒れ率が5.8%だとしたら、100億融資したら5.8億損をすることになります。金利が5.8%であれば1年間での収入は5.8億なので、元は取れる計算になるからです。

当然、トントンでは意味がありませんから、これに金融機関側の利益を想定した金利を上乗せして、適用金利が決定されるのです。

いろんな条件で企業群を作り、過去の実績データからデフォルト率を計算することで「金利は何%以上に設定すれば、貸し倒れが発生しても金融機関側に利益が出るのか?」が計算できることになります。

このような計算を瞬時に行い、融資条件を一瞬で提示してくれるのが「スコアリングシステム」です。

中小零細企業への融資なので、はじめから貸し倒れ(デフォルト)を想定しているのです。

金融機関が利用しているスコアリングシステムは金融機関ごとに異なりますし、条件設定も金融機関ごとに異なるので、ビジネスローンの審査結果がどの金融機関でも同じになるわけではありません。

スコアリングシステムを採用している金融機関は、カードローンなどを提供しているローンカード型の消費者金融が多いです。比較的大企業でなければ導入しにくいサービスとも言えます。

数十名の従業員数で事業融資を専門に行っている中小規模の金融機関の場合、スコアリングシステムを採用していないところも多いようです。

まとめ

ビジネスローン審査のスコアリング審査とは

を入力すると自動的に

が算出れる仕組みのプログラムを利用した審査のことを言います。

このスコアリングシステムを採用しているビジネスローンの場合は、決算書の情報というのが一番重要な判断指標になるのです。

審査の甘いビジネスローンを探すことも重要ですが、金融機関にとって、スコアリングシステムの視点で、審査結果が良くなる決算の数字を作るという活動も、審査に通るために、金利を抑えるために重要なポイントなのです。

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