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ビジネスローン審査で重要視される審査基準のひとつに「経営者本人の考え方、身なり、性格」というものがあります。では、ビジネスローン審査の審査基準「経営者本人の考え方、身なり、性格」とは何を意味するのでしょうか?
ビジネスローンもスコアリング審査による決算書の情報が審査のメインに
ビジネスローン・事業者ローン・商工ローンというと、以前は中小企業の消費者金融や銀行が対面で提供していた中小企業向けの融資パッケージ商品です。
しかし、最近ではカードローンを提供している大手消費者金融や銀行を中心に、個人向けのカードローンの延長にあるものとして法人向けのビジネスローンの提供を行っているのです。
そのため、カードローンと同様にインターネットで完結するウェブ申込で、面談をせずに決算書のスコアリング評価で審査通過が決まるものが増えてきているのです。
当然、この場合「経営者本人の考え方、身なり、性格」というのは、それほど重要視はされないのですが、事業融資型のビジネスローンを提供している消費者金融では、今でも面談ありきで融資をするところもあるのです。
では、ビジネスローン審査の審査基準「経営者本人の考え方、身なり、性格」とは何を意味するのでしょうか?
「経営者本人の考え方、身なり、性格」の審査とは
あなたが友達にお金を貸すことを想像してみてください。
- ウソをつく人
- 身なりがだらしない人
- 遅刻ばかりしている人
にはお金を貸したくありませんよね?
- 正直な人
- 真面目な人
- 時間を守る人
の方が同じお金を貸すにしても、安心できると思うはずです。
実は、これは金融機関でも同じなのです。
実際に遅刻をする人などはデフォルト(貸し倒れ)の割合が高くなったというデータもあるぐらいです。
ビジネスローンの融資で面談をするという場合には、この「人となり」を審査しているのです。
「経営者本人の考え方、身なり、性格」で審査されるポイントとは?
虚偽の申告がないか?
法人の信用情報では、どのくらいの借入があるのか?返済遅延はないか?など詳細な情報をビジネスローン会社は把握しています。
ビジネスローンの申込みフォームやヒアリングの回答と信用情報の内容に大きなかい離があった場合に「虚偽の申告=ウソをつく人」と判断されてしまうのです。
必要書類の提出スピード
申込んでから必要書類を出すまでにあまりに時間がかかってしまう方は、段取りが悪かったり、適当だったり・・・マイナスの評価を受けてしまうのです。
申込んだら、速やかに必要書類を用意して提出しなければなりません。
身だしなみ
シャツやスーツがよれよれで、ネクタイをせずに面談に行くとしたら、印象が悪いのは当然です。
身だしなみに気をつけない社長が経営する会社が、クライアントに信頼されるわけもないからです。
時間に遅刻
面談時間に遅刻というのももってのほかです。金融機関がもっともきらうのは「返済期日を守らない人」です。事前に電話連絡もなければ最悪です。
面談時間の遅刻は、返済も遅れる人と判断されてしまうのです。
まとめ
スコアリング審査が増えてきているビジネスローンですが
書類の提出や申込み内容の入力だけをとっても、「経営者本人の考え方、身なり、性格」は見られていると考えていた方が良いでしょう。
- ウソをつかない(正確な情報を伝える)
- 必要書類は速やかに提出する
- 時間を守る
- 面談時は身だしなみに気を使う
という社会人1年生や就活生が教えられるようなことですが、意外にできていない経営者も多いのです。
前述したごく当たり前のことがビジネスローン審査に影響することを覚えておきましょう。